蚕糸・絹業提携グループ 全国連絡協議会

シリーズ和装の人たちシーズン2 デザイナー「泉千景」2

和装のバッグなどのデザイナーとしても活躍されている泉千景さんにお話を伺いました

今回は、泉さんがお持ちになっている着物について、いろいろとお聞きしたいと思います。
着物の素材はどのようなものをお持ちですか?

 ほとんどが絹です。あまりポリエステルは好きではないですね。
 一重で、洗える着物を何枚か持っているのですが、ほぼ絹です。
 アンティークの着物は、綿もありますが絹が多いです。個人的には、固い素材はあまり好きではなく、柔らかいものが好きですので。絹の着物は裾捌(すそさば)きがいいので、歩いていて歩きやすいし、着崩れもしにくいので、一年中着ていますね。
 夏物は、素材によっては贅沢(ぜいたく)品ですので、新しい物はあまり持っていません。でも、アンティークなんかはすごく好きで、集めています。大叔母からもらった戦前の紗(しゃ)の羽織とか、すごく素敵なものもあります。
 今は、気候が昔とは変わっていますので、夏に羽織とかは着ていられませんが、たまに出して眺めています。紗で透かしが入っているのですが、その透かしが“つばめだったり“かもめ”だったりしてすごく素敵なので、いつか帯に作り替えようかと思っています。

 夏は、どのような着物を着ているのですか?

 夏はもちろん、薄物の紗の着物や、絽(ろ)の着物を着ます。
 絽は、織り方によって縦絽と横絽があるんですが、特に縦絽は織り目の関係で裂けやすく、状態がいい物がなかなかないんです。ですから、状態のいいものをアンティークショップで見つけると、「おー!」って思ってしまいます(笑)。
 着物の種類や価格が安いものなどは、関西のほうがたくさんありますね。関東は、震災や戦争で焼けてしまっているので、残念ながらあまり見つけられません。
 ですから、年に数回は、関西へ着物を購入しに行っています。

気に入ったものを手に入れるためには、地道な努力も必要なのですね。ありがとうございました。

次回は「作品の製作について」のお話をお聞きします。

泉千景さん プロフィール

和装小物制作デザイン
アートディレクター、着付け技能士 泉千景デザイン事務所代表
武蔵野美術短期大学 卒業
伊勢丹新宿店、西武百貨店等のウィンドーディスプレイデザイン、広告、カタログ、ステーショナリーメーカーの商品開発等のディレクション、デザインを手がける。 「ないものはつくる」が信条。
Faceook  https://www.facebook.com/deruvaux


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