純国産宝絹

シルクのある生活

日本人にとって古くから馴染みのある「絹」。時代の移り変わりとともに、着物から日用雑貨まで、絹はさまざまなものに姿を変え、私たちの生活のそばにあります。そんな純国産絹を使った商品をご紹介いたします。

2016.03.07 UPDATE


第6回 第6回「寿糸」
   

琵琶湖の清水と職人技が生む比類なき絹の調べ

琵琶湖の北、湖北地方に位置する滋賀県長浜市木之本。
戦国の決戦の地として知られる賤ヶ岳の澄んだ雪解け水を使い、平安時代より「糸取り」で栄えたこの地の座繰り生糸で撚られる三味線用絹糸「寿糸」をご紹介します。

最高級繭だけを使用する
糸づくりへのこだわり

「寿糸」に使われる繭の種類は、邦楽器にとって最も上質とされる、桑の新芽を食べて育った蚕による春繭だけを用いるというこだわりぶり。糸づくりに対する強い信念が伺えます。また、邦楽器用糸は、一般的な織物用の糸とは製糸方法が大きく異なり、織物用には、ほとんど水分がなくなるまで乾燥させた繭「乾繭」が使われますが、楽器用には重量の2〜3割を乾燥させただけの「生繭」が使用されます。繭がもつ、セリシンと呼ばれる糊のような成分を適度に残すことにより、糸に腰とねばりを出すためです。

絹糸が奏でる
強く深みのある音色

明治41年創業の老舗「丸三ハシモト」は、邦楽器用糸製糸に必要な12の製造工程のほとんどを今でも手作業で行っています。特に、三味線用のか細い絃を撚るには熟練した職人による繊細な作業を必要とし、「独楽撚り」と呼ばれる伝統的な方法で撚られます。糸の先に独楽を付け、その柄を擦り合せることで糸に撚りを掛けていくこの技法は、習得に10年かかるといわれています。 職人技を駆使してつくられる絃は強くて深みがあり、余韻を残すような音色を奏でます。

純国産手織りマフラー

三味線糸は防虫効果のあるウコンで鮮やかな黄色に染められる。

製造国:日本

素 材:絹100%

製造元:丸三ハシモト株式会社
お問い合わせ:0749-82-2167

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